去年の年末に帰省したとき、親戚のお葬式がありました。
全国的な習慣かどうか知りませんが、加工食品や調味料などを、どさくさまぎれに籠に盛ったようなお供え物があって、帰り際にそれをバラしたものが参列者に配られました。
で、実家に帰ってそれらを見ていると、見慣れないレトルトカレーが1つ入っていました。
「ビーフカレー」という地味な商品名が書かれたパッケージの原材料名を見た私は、「これは…もしかして!」と思い、帰省から戻るときにそれを持ち帰ってきました。
もう何年も前のことになりますが、私はH(仮名)というお店で売られているプライベートブランドのレトルトカレーが好きで、常食していました。
私は自分では辛いカレーが好きだと思っているのですが、このカレーに限っては「中辛」を買っていました。「辛口」も食べてみたのですが、私には味に一体感がないというか、辛みだけが分離しているように感じられました。
高いお金を出せば美味しいレトルトカレーはたくさんあるのでしょうが、百円を少し超える価格帯の中では一番美味しいと思っていました。
視認できる具はほとんど入っていなくて、イメージ的にはビルの地下とかで営業しているカウンターだけの小さなカレー屋さんのカレーといった感じ(?)
ところが、ある日突然そのカレーは店頭から姿を消してしまいました。
店員さんに聞くと、「ベンダーさんを変更するので品切れになっています。」という返事でした。
とてもやな予感がしたのですが、しばらくして復活したレトルトカレーは、パッケージは以前のデザインを踏襲していたものの、中身は全然違うものになっていました。
それまで入っていなかったジャガイモなどが入っていて、商品の継続性とかは全く配慮されていないようです(こんなことを言うのも、プライベートブランド名が業務用をイメージさせるものだったからなんですが…)。
何事にも一途な私は(←誰へのアピール?)、喪失感のようなものを感じて、それ以来、同じ製造元の作ったカレーが別の形で売られているのではないかと思って、他のお店のプライベートブランドや、「業務用」と称して売られているカレー、マイナーな会社の作ったカレーなどを見かけると、原材料名などをチェックしていたのです。
で、今回持ち帰ったカレーは「辛口」だったのですが、早速食べてみると、辛みが分離している感じがしました!
パッケージを見ると「コクのあるスパイシーな辛さ」と書かれています。味音痴の私が「辛みが分離している」と感じたのは「スパイシー」ということだったようです。
具も、視認できるのは牛肉一切れほど…
ますます、「これかもしれない」という思いを強くした私は、「中辛」を買ってみようと思いましたが、手近な店に売られていないことは判っているので、ネット通販を利用することにしました。
ネットを検索して、見つけることのできた通販店は3つだけ。
A店は、会員にならないと価格を教えないという面倒くさいシステム。
B店は、1個110円(税抜)、1ケース60個のケース売りのみで、送料は1ケース500円で、5ケース(300個!)以上で送料無料。
C店は、1箱5個入り600円(税込)、送料540円、8,000円以上で送料無料。
貧乏かつ貧乏性の私は、少しでも安く買いたいと思って、C店で15箱を注文しました。
14箱でも8,000円を超えるんですが、キリのいいところで…
確信がないのに75個も買って大丈夫?という気もしますが、「辛口」を食べた時点で、これの「中辛」だったら、違っていてもまあいいかって思っていました。
週に1食のペースで食べれば賞味期限も大丈夫でしょう。B店で300個も買ったらイチロー状態になっちゃいますけど。
で、届いたのがこれ。
1ケース以上の注文だったためか、かなり大きめな箱に入ってきました。
早速、お気に入りのステンレスのカレー皿で…
食べてみて、多分これかな?と思っていますが確証はありません。
でも、次にレトルトカレーを買う時も、これを注文すると思います。
もう少し「スパイシー」でもいいかな?という気もしていますが…